【O-51】先天異常手における母指対立機能再建の術後中長期成績
1)札幌医科大学 整形外科
2)札幌医科大学 運動器抗加齢医学講座
2)札幌医科大学 運動器抗加齢医学講座
【目的】先天異常手の治療では握り・つまみ機能の獲得が重要で、装具療法や手術が施行されている。母指対立機能再建の術後成績を検討した。
【対象と方法】 母指対立再建術を行い術後3年以上経過観察可能であった14例15手を対象とした。男児6例6手、女児8例9手。手術時年齢は49か月(14-122か月)、経過観察期間は7年(3-13年)であった。検討項目は疾患名、術式、再建母指を用いたつまみ機能、合併症、追加手術とした。
【結果】疾患名は母指形成不全11手、母指橈屈変形2手、その他3手であった。手術はHuber-Littler法6手、第一指間形成術5手、母指化術5手、骨切り術3手で、つまみ機能は良13手、可1手、不可1手であった。合併症を3手に認め、1手に追加手術を施行した。
【考察】いずれの術式においても概ね良好な母指対立機能が獲得されていた。一方、長期経過では橈屈偏位により追加手術を要する症例があり、母指のアライメント変化に注意が必要と考えられた。
【対象と方法】 母指対立再建術を行い術後3年以上経過観察可能であった14例15手を対象とした。男児6例6手、女児8例9手。手術時年齢は49か月(14-122か月)、経過観察期間は7年(3-13年)であった。検討項目は疾患名、術式、再建母指を用いたつまみ機能、合併症、追加手術とした。
【結果】疾患名は母指形成不全11手、母指橈屈変形2手、その他3手であった。手術はHuber-Littler法6手、第一指間形成術5手、母指化術5手、骨切り術3手で、つまみ機能は良13手、可1手、不可1手であった。合併症を3手に認め、1手に追加手術を施行した。
【考察】いずれの術式においても概ね良好な母指対立機能が獲得されていた。一方、長期経過では橈屈偏位により追加手術を要する症例があり、母指のアライメント変化に注意が必要と考えられた。