
【O-3】マウスリソース情報の高度化と成果
理化学研究所 バイオリソース研究センター
理研BRC/NBRPマウスでは国内で開発されたマウス系統の収集・保存・提供を実施している。収集系統の中から疾患研究および遺伝子機能研究に必要なマウスを的確に見つけ出すことのできるウェブサイトが必要である。第4期NBRPでは、系統の紹介記事「今月のマウス」により44系統、Today’sシリーズのリストによりヒト疾患モデルを62系統および遺伝子機能の解析ツールを80系統紹介した。「今月のマウス」の公開月の閲覧者は約70名であった。検索機能の高度化では、遺伝子名、疾患名および表現型の入力により、サジェスト機能の支援を受け、マウス系統と関連する細胞、遺伝子の検索が可能となった。遺伝子と疾患の関連付けは、DisGeNETと関連オントロジーを用いた。これら情報の高度化により第4期NBRPにおいては毎年400系統を超える提供実績が得られた。今後も疾患関連情報の拡充と発信を強化する計画である。