
【O-19】当センターの口唇口蓋裂出生前カウンセリングの現状 2012-2021年報告
1)愛知学院大学歯学部附属病院口唇口蓋裂センター
2)愛知学院大学 歯学部 口腔先天異常学研究室
3)愛知学院大学 心身科学部 健康科学科
4)愛知学院大学 歯学部 口腔先天異常遺伝学・言語学講座
2)愛知学院大学 歯学部 口腔先天異常学研究室
3)愛知学院大学 心身科学部 健康科学科
4)愛知学院大学 歯学部 口腔先天異常遺伝学・言語学講座
緒言:当センターでは、胎児の口唇口蓋裂の診断を受けた妊婦に出生前カウンセリングを行っているのでその概要を報告する。方法:2012年1月~2021年12月に当センターの出生前カウンセリングを受診した58名を対象に、実態調査を行った。結果:母体年齢別では、24歳以下が3名、25-29歳:9名、30-34歳:22名、35-39歳:21名、40歳以上3名であった。母親が告知を受けた在胎週数は、21週まで7名、22-29週:32名、30-34週:11名、35週以降:1名、不明:7名であった。考察:胎児の口唇口蓋裂が確認された際、希望があれば出生前カウンセリングを行っている。口唇口蓋裂の病態や当科における一貫治療について、ムービーを用いて説明を行っている。また、必要に応じて遺伝カウンセリングも受診していただき、安心して出産ができる体制を整えている。今後も改良を加えて実施していきたいと考えている。